フラワーアレンジメントの歴史

フラワーアレンジメントの歴史

あなたは、フラワーアレンジメントをどこまでご存知でしょうか?
フラワーアレンジメントの意味は、言葉の通り「花をアレンジする」ことです。

 

自宅用に飾る花をアレンジしたり、プレゼントする花をアレンジして花束を作ったり、用途は色々あります。

世界のフラワーアレンジメントの歴史

では、このフラワーアレンジメントはいつごろから始まったものでしょうか?
それは、花の歴史とも言えるかもしれません。

エジプト

紀元前3000年から紀元前332年頃のエジプトで、花の歴史があります。
紀元前3000年頃に、エジプトでは花を装飾品として使用していたという記述が残っています。
また、プレゼントとして使ったり、自分で身につけたりしていたそうです。
その際、花の持つ意味や、葉の持つ意味を重視して使用していました。
例えば、現在で言う、薔薇や、水仙、ポピーなどがこのころから使われていたと言われています。
美しさ云々よりも、花の意味を重視していた時代なのです。

中国

紀元前207年から220年頃、中国ではハーブを使っていました。
当時からハーブを薬草として利用していたのです。
また、花などの植物は、絵画、彫刻品などして発展を続けました。
この頃から、花を飾る風習があったようです。

ギリシャ

さて、ギリシアでも、フラワーアレンジメントの起源があったようです。
紀元前28年から325年には、花を花瓶に生けて飾るのではなく、リースなどとして使われていました。
フラワーリースは良くクリスマスに飾ると思います。この意味をみなさん、ご存知でしたか?
実はリースには、その形から「永遠と再生」という意味があります。
当時はリースを頭にかぶせたり、首につけたりしました。
永遠を誓うとか、再生を望むとか、そう言った意味です。
また、フラワーアレンジメントは冠やガーランドにも使われ、勝利やリーダーの印として使われました。

ガーランド: 本来は名誉の花輪のことですが、壁やドア、窓などを装飾するために、花や葉っぱ、木の実などを繋げて網状にしたもののことを総称します。現在では、紙やフェルトなどで作ったりもします。

それから、恋人同士でこれらのガーランドを交換する風習がありました。

ローマ帝国

ローマ帝国時代になると、花をベッド、床に散りばめて使いました。
このころは、アイビーや月桂樹、ローレルなどの植物が使われていたそうです。
それから、薔薇や、ヒヤシンス、ユリ、マリーゴールド、また、チューリップなどが好まれ使われていました。

ビザンチン帝国

395年から1453年、ビザンチン帝国では、フラワーデザインが既にありました。
ユリやデイジー、それから、カーネーションなどが、よく使われていたそうです。
この後、ヨーロッパは暗黒の時代となり、フラワーデザインが衰退します。
その後は、花は薬草として使われたり、また、料理に使われたりするようになりました。

イタリア

1300年から1600年頃、イタリアで、フラワーアレンジメントが行われ、ヨーロッパ中に広まっていました。ベネチアグラスや大理石のコンテナに花を飾り、貴族たちの生活を彩りました。当時、花を飾る器にもこだわっていたとは、貴族の優雅な暮らしが目に見えるようですね。
この頃から、貴族の間だけでなく、一般の人も、フラワーアレンジメントをやっていたと言われます。
それはとてもシンプルなものだったそうです。

テュ−ダー王朝

1458年から1603年、テューダー王朝では、ルネッサンス時代の影響を受けた文化が広がります。
園芸にまで人々の関心が集まりました。

テューダー王朝: イングランド王国(1485年 - 1603年)およびアイルランド王国(1541年 - 1603年)の王朝。
1485年、ヘンリー・テューダーはボズワースの戦いでリチャード3世を破ってヘンリー7世として即位し、テューダー朝を開いた。

オランダ

17世紀のオランダは、生活が既に向上していましたから、人々の間で園芸が発展していました。
オランダといえば、チューリップが有名です。当時から、チューリップはすごく人気がありました。
1637年にチューリップバブルが起こったくらいです。

ジョージ王朝とフランス

1714年から1830年のジョージ王朝では、芸術家が沢山、誕生しています。
このころ、新鮮な花が随所に使われ、女性の服や髪飾りにも生花が使われていました。
そして、フランスを中心として、広まった装飾様式がロココです。
ロココの装飾様式におけるフラワーアレンジメントは、やはりフランス風になっていたそうです。

ヴィクトリア王朝

1830年から1901年のヴィクトリア王朝では、いろいろな目的によって、植物や花が使い分けられていました。今では良く知られているドライフラワーですが、この頃、流行になりました。

ヨーロッパからアメリカへ

1890年代の末、アールヌーヴォーがヨーロッパからアメリカに広がります。
この装飾様式は、花瓶に花をシンプルに挿したフラワーアレンジメントでした。
アールヌーヴォーは、わが国、日本の美術から影響を受けている箇所が見られます。

フラワーアレンジメントの歴史記事一覧

日本における歴史

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